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Bring Him Home ~from Les Misérables

  • 執筆者の写真: Ryoko K.
    Ryoko K.
  • 2017年7月3日
  • 読了時間: 3分

「私の音楽のルーツはこれだ!!」と言いきるには、あまりに好きなものが多すぎて、正直、どこが始まりだったのかもよく分からない今日この頃(年齢のせいもあり/笑)。

それでも強いてあげるなら、遠い昔、小学生だか中学生くらいの頃に聞いて、思わず涙が零れた曲を紹介します。

【Bring Him Home / by Colm Wilkinson】

10周年記念コンサート映像かと・・・。

言わずとしれたミュージカル・Les Miserablesのあの曲です。

映画化されたことで一気に知名度も上がりましたが、もちろん、私が涙したのは彼ではなく、オリジナル・ロンドン・キャストの Colm Wilkinson(コルム・ウィルキンソン)。

NHKで放送された、イギリスでのコンサートを収録した番組でした。 キャメロン・マッキントッシュがプロデュースした作品が次々と歌われて、その中でもかなりの山場で歌われたように思います。

(残念なことに録画したビデオは行方不明となってしまいました)

※Sir Cameron Mackintosh=イギリス・ミュージカル界の名プロデューサー。手がけた作品は「レ・ミゼラブル」はもちろんのこと、「キャッツ」「オペラ座の怪人」「ミス・サイゴン」等々。

その歌詞の通りに、神に向かって切々と、そして朗々と歌い上げるその姿と、透き通った歌声に、気が付いたら涙が零れていました。

人の歌声であんなにも感情が揺さぶられたのは、その時が生まれて初めてだったと記憶しています。

それが、私とミュージカルの出会いでした。

(ついでに言うと、ミュージカルに出会ったことで、それまでは大嫌いだった英語が好きになり、原曲で歌うことを覚えました)

今聴いても、何度聴いても、彼の歌声には目が潤んでしまう。(大袈裟でなく!!)

誰も真似の出来ない繊細で美しいハイトーン・ボイスはまさに神がかり!!

彼のBring Him Homeを聴いてしまっては、他の歌声では決して満足できません。

初めてのミュージカルとの出会いが彼のこの曲であったことは、本当に幸せなことだと思います。 そして、過去の人ではなく、自分が大人になるまでの間に、たとえ生ではなかったとしても、彼の音楽に接することが出来ている事実も、奇跡のように幸運だと思います。

ヒュー・ジャックマンの映画で一気に周知度が上がりましたが、そんなことは恐らくミュージカルファンには関係ない(笑)。

舞台は舞台、映画は映画。まったくの別物です。

なので、比較とかはしません。

ただ一点、これだけは伝えたい!

この映画の何よりも素晴らしいところは、なんとオリジナル・キャストが特別出演していること!

知っている人は知っている!という感じで、ジャン・バルジャンを正しい道に導いて、最期のお迎えにきてくれるあの神父様がコルム・ウィルキンソンなんです!!

なんて素敵なサプライズ!!

これだけで映画リピートしたくらいです。

それと、オリジナルのエポニーヌも、娼婦達の中にいたりして・・・。

​映画スタッフのこの作品への愛と初演キャストへの尊敬の念を感じました。

↑25th記念コンサートでの画像かと思われます。「ジャン・バルジャン」は彼が創り上げたと言っても過言ではなく、そんな彼は生きる伝説なのだと思います。周りのキャストの嬉しそうなこと・・・(笑)

次には、私にとってもう一人の「生きる伝説」である「怪人」について書こうと思います!

※オススメなのは、25周年記念コンサートよりも、こちらの10周年コンサート。

 25周年では、彼はメインキャストではないようなので。

 映画は最初と最後に出てくる彼を是非見てください!!!

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