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My Sweet Heart・Chris Botti

  • 執筆者の写真: Ryoko K.
    Ryoko K.
  • 2017年7月10日
  • 読了時間: 3分

My sweet heart・・・それはChris Botti(クリス・ボッティ)です。

私が唯一ルックスも含めて好きなミュージシャンが彼です。

彼との出会いは、昔知人がたまたま彼のCDを買ったことでした。

視聴した知人が薦めてくれましたが、そのジャケットのあまりのイケメンぷりに

「絶対、女たくさん泣かせてそう」

と思ったものです。

(自分の経験から、顔の良いミュージシャンは総じてダメンズ、という信条があったもので/笑)

でも、彼の音楽は素敵でした!

何を隠そう、彼はトランペッター。

トランペットと言えば、華やかな高音をクライマックスで派手に吹いて、すべての盛り上がりを持っていってしまう楽器。

目立ちたがり屋さんが多いという印象も強かったので、あまり好きな楽器ではありませんでした。

しかし、彼の演奏はそんな私の思い込みを見事に覆してくれました。

まず、なによりサックスかと思うような、深い陰影のある音色。

穏やかで流れるようなメロディー。

高音を高音と気づかせない演奏。

そしてなにより、彼の演奏が他のプレイヤーを際立たせようとするかのように存在していることが驚きでした。

その当時の私の環境が、ジャズを聴く機会がとても多かったのですが、私のなかで、ジャズの演奏というのは、皆して「俺が!」「私が!」と主張しあっているようなイメージでした。

もちろんセッションなので、調和も大事にしているのだろうとは思いますが、そこはやはり個性のぶつかり合いで、誰もが前に出ようとしている空気は否めませんでした。

そんな演奏に慣れきっていた当時の私には、彼のような後ろでサポートするような、自分を前面に押し出さない演奏はとても心地よかったのを覚えています。

もちろん裏方に徹しているわけではなく、彼の甘くて心地良い音色は水のように常に流れていて、ゆったりとそこに漂うように浸っていられるのが最高なんです!!

彼の音楽の中から1曲を選んで紹介するのは、非常に難しいのですが、とりあえず最近、私の中でイタリアが再ブーム到来なので、その繋がりでこの曲を。

盲目のイタリアン・テノール、Andrea Bocelli(アンドレア・ボチェッリ)との協演。

彼もまた柔らかなイタリア語が素敵です。

(そういえば、彼を知ったのもアメリカにいた頃ですね)

クリスには、来日ライブで3回ほど会いました。

そして、「イケメンミュージシャンは総じてダメンズ」という私の考えは間違っている!と言わんばかりに、彼は優しくジェントルマンでした。

初単独来日ライブでは手紙を渡して握手をしてもらい、2度目のBlue Noteではプレゼントを渡している間、ずっと手を握って目をみて話してくれて、3度目のBlue Noteでは両頬にキスをしてもらったという思い出は、今でも私の大切な宝物の一つなのです♡

上の曲が収録されているアルバム。

これはカバー曲が多いCDなので、彼の作曲した楽曲が多いCDはまた改めて別の機会にゆっくりじっくり(笑)紹介したいと思います。

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