Porco Rosso或いはMarco Pagot
- Ryoko K.
- 2017年9月1日
- 読了時間: 2分
皆大好き、ジブリ映画。
これが一番!ていうのが、人それぞれあるかと思います。
ナウシカとトトロの人気は絶大ですし、私もたくさん好きな作品ありますが、今回はこの映画!
これが(強いて言うなら)一番好きだと言うと、ほぼ100%「渋いね」と言われます(笑)。
キャッチコピーが、
「飛ばねぇ豚は、ただのブタだ」
あと、
「カッコイイていうのは、こういうことさ」
ていうのがあったかと思います。
宮崎監督が自身を投影して作ったのが主人公のポルコ。
そして監督の理想の女性がジーナ。
大人のための、自分(監督)のための映画を作った、というような印象の作品です。
酸いも甘いも噛みしめた大人の童話。
「ここでは、あなたのお国より人生がもうちょっと複雑なの。恋ならいつでも出来るけど」
ジーナのセリフで最も印象的で、初めて見た時から心に響いています。
これをリアルタイムで見た頃は、ただそのカッコ良さに心惹かれましたが、アメリカとヨーロッパのどちらも体感した後では、このセリフの意味が少しは理解できるような気がします。
そして、戦争や世の中に対する監督の厳しい視線もうっすらと感じられる作品。
久石譲さんとはまさにゴールデンコンビ。
どの映画でも、曲を聴けばすぐに映画のシーンが思い浮かびますよね。
ジブリ映画やその音楽については、あれこれ語る必要はないと思うのですが、宮崎監督自身が作られた作品の凄さは、子供の頃にみても大好きで、大人になってからも違う見方ができること、そして、その大人から生まれた子供たちも同じように大好きになること。
こんな奇跡のような作品て世界のどこを探しても、滅多にお目にかかれないと思います。
そして、一時生産されていなかったものの、その後生産が再開されて手に入れた、私の大切なおもちゃの一つを紹介しますね。

ジーナと電話しているシーンのポルコ。
オルゴールになっていて「さくらんぼの実る頃」が流れます。
サントラ最後の「ときには昔の話を」は、しみじみと聴き入ってしまった時に、時間の経過を痛感しました。
取り戻せないからこそ輝きを放って見える・・・そんな日が来るんだよね~。(苦笑)
週末は久々にじっくり「紅の豚」を見ようかと思います。
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