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演奏て大変なのよ!

  • 執筆者の写真: Ryoko K.
    Ryoko K.
  • 2017年8月31日
  • 読了時間: 3分

ジャズミュージシャン・日野さんの例の出来事。

様々な人が様々な意見を述べていますね。

部外者が喚いても仕方がないことなのは重々承知なのですが、あくまで「一個人の意見」として少しだけここに書かせてください。

何がどうかというと、マスコミが本当にイヤ!

更にいうなら、低俗なコメンテーターの皆さんが不愉快極まりない!!

とはいっても、ある一人のコメンテーターしか知らないのですが、その人の発言に呆れてしまいました。

曰く

「演奏家として集中していたらああなってしまっただけで、この子供は悪くない」

だそうです・・・・・・・・・。

あまりにバカバカしくて、その発言の後はTV見ませんでしたが。

この件に関しては、概ねジャズファンの方々の意見と同じです。

もちろん日野さんの行動については擁護しませんが、色々と調べると、実際に何が起きたのか、どういう状況だったのか、どういった着地をしたかを知ることが出来ます。

一番問題なのは、人の目を集めるために偏った内容で記事を書いた某雑誌と、それをそのままとりあげる報道番組なんですよね。

最初は「日野さん、釈明しないの?」と思ったのですが、今ネットで分かるとこまで見てると、わざわざ低俗で意地悪な質問しかしないマスコミに真面目に対応する必要なんてないのかもしれないですね。

それはさておき、前述のコメンテーターは、以前から偉そうに知った風なことを言うところが好きではありませんでした。

演奏家をバカにするのも大概にしてほしいです。

あんな行動が許されるなんて思っちゃいけない!

演奏とは、音楽に憑りつかれたような自分と、それを俯瞰で冷静に分析する自分がいてこそ成立するものです。

演奏している自分の、今この瞬間何をミスったのか、いつもの演奏とどれだけ違う弾き方をしているのか、そういったことをきちんと捉えていなければ、ステップアップしないのだから。

昔、知人が下手なギターを悦に入って演奏しているのを見たことがありますが、その時のいたたまれなさったら。

演奏会場から漏れる失笑と、それに気づかず自分に酔っている知人。

人前で演奏する時には、それまでどれだけ苦労したか、普段一人でやってるなら上手、なんてのは一切言い訳になりません。

それがプロなら尚更。

どんなに頑張って仕上げても、演奏のその瞬間に失敗したら、それがすべて。

演奏ていうのは、そういう厳しい一面があるのも事実です。

自分の演奏や作品に100%の満足なんて滅多にない。

だからこそ、次へと進んでいく。

満足したら、そこで終わりなんだと、誰もが言います。

当事者にしか分からないことだから、部外者である立場の人間が事実を分かり得るはずはないのですが、少年もその家族も今回のことは極めて冷静に対応していらっしゃるようで好感が持てます。

あの少年はまだまだこれから多くのことを学んでいかなければならない段階。だから今回のことを「あれがあったから、今の自分がある」と言えるような成長を遂げてくれるといいな~・・・と思います。

(数年後に有名なミュージシャンになって「あれは僕でした」とか言ってたら、それはそれでアリなのかもですよ)

大好きな音楽で嫌な話題が取り上げられてしまい、思わず熱くなっちゃいました。

ご容赦ください。

 
 
 

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