劇伴作曲家・澤野弘之氏
- Ryoko K.
- 2018年9月10日
- 読了時間: 4分
大興奮です!!
久しぶりに音楽でテンションが上がりまくってます!!
恥ずかしながら今回初めて「澤野弘之」氏の名前を知りました。
知った・・・というか、きちんと認識しました。
初めてぼんやりお名前を目にしたのは、去年だったかに放送されていた小栗旬さんのドラマ「CRISIS」のサントラを買った時でした。
金城一紀さんが原案・脚本のドラマということで見たのがきっかけだったのですが、音楽がカッコよくて、久々にドラマのサントラをDLではなくCDで購入しました。
念の為、ご存知ない方のために。
劇伴というのは映画やドラマ、アニメや舞台などで劇中に流れる音楽を指します。
今はそういった音楽を作られる方々のことを劇伴作曲家と呼ぶのが主流のようです。
で、話は戻って。
昔に比べて作曲家さんご自身への興味というのが薄くなってました。
年をとってときめきが失われていたのもあると思います(チコちゃんに叱られる参照/笑)
「マジでカッコいいわ~~♡」と単純に音楽を堪能していただけでした。
そんな私の前に突然現れたのが、巷で大人気のアニメ「進撃の巨人」でした。
以前人に勧められて1話を見たのですが、主人公の母親が巨人に・・・という衝撃的な内容に、恐怖のあまりそこから一切先へ進めませんでした。
実写映画化が大顰蹙だったとか、石原さとみちゃんの神対応だとか、話題の尽きない作品ですが、あの衝撃は大きすぎてこれは一生見れないのだろうと思っていました。
それがどういうわけか急に興味が湧いてきて、腹を括って(笑)見てみたところ、驚くくらい面白い!!!
で何話か続けてみているうちに気付いたんです。
なんか音楽すごくカッコよくない???
戦闘シーンを盛り上げるスピーディーでハードな曲があったかと思うと、宗教曲のように荘厳な曲があったり、登場人物の哀しみを表すメロディアスなボーカル曲があったりと、とにかくエモーショナルで色彩豊か、バラエティに富んだ曲が次々に流れてくる。
内容が内容だけに重いというか、アニメと言えど目を背けたくなるような描写もあったりするのですが(私はそういうのが苦手)、それを踏ん張ってでも見たくなるカッコ良さは、少なくとも私にとっては音楽の力が大きかったです。
(もちろんストーリー自体に説得力があるので、そこも魅力です!意外と台詞にはっとさせられて、考えてしまう時とかもあったり)
それを聴いてるうちに、前述のCRISISの音楽を聴きたくなったんですね。
CRISISの音楽を彷彿とさせる、と思ったんです。
そしてやっぱりこれはCDを買わないと!と思って、いざ調べてみたらどちらも澤野弘之氏による劇伴だったというわけです。
そりゃ、カッコイイはず!と一人で納得。
そして、ちゃんとそれを聴き分けて、気付けた自分に安心しました。
腐っても鯛というか、素敵な音楽をキャッチする力は衰えてなかったんだと(笑)。

妙な言い方かもしれませんが、【CRISIS】は所謂「ドラマのサントラぽくない音楽」のような気がしていました。
そして、逆に【進撃の巨人】は「アニメぽくない音楽」だと感じました。
どちらも劇伴としては一曲そのものの時間も長い方だと思います。
とはいっても、最近のドラマやアニメの音楽がどんなものなのかもよく分からないのですが(笑)。
あれこれ言っても、要はつまり「澤野さんの音楽」ということなんだと思います。
彼の頭の中から生まれてくる膨大な音楽とその方向性にぶれがないから、聴いているこちらがそれを聞き取れる。
そんなことを今CDを聴きながら思ったりしています。
今色々と大変というか、物凄くストレスが溜まるような状況で、暫くはそれが続きそうなのですが、このCDを手に入れたことでかなり気分転換が出来るような気がしています。
そういった自分が落ち込みそうなタイミングで、このアニメと出会ったのは、多分、澤野さんの音楽を私に与えてくれるためだったのだと思っています。
私は信仰心は一切ありませんが、こと音楽や芸術に関しては、何か不思議な力というか引き寄せがあると感じています。
自分自身が引き寄せているのかもしれないとも思います。
そういう野生の勘的なものが、昔から妙にあったりするので。
新しい音楽に触れることは、新しい世界を広げること。
自分の世界をまた一つ増やすことです。
誰か他の人の意見や評価を基準にするのではなく、自分で選ぶ。
好きだと思った音楽に対する直感を、素直に信じてくださいね。
それは自分自身の表現へと必ず繋がっていくはずですから。
それにしても、このテンションの上がり具合は「ひかりふる路」以来だと思います。
興奮しすぎて眠れなかったらどうしよう・・・(笑)
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