Linda Eder : GOLD
- Ryoko K.
- 2018年9月13日
- 読了時間: 3分
この2ヶ月ほどボイトレをお休みしています。
夏バテ的な体調不良と、メンタル的に歌を歌えるほど元気でないことが理由です。
どうせ歌うなら、心の底から楽しく歌いたいので・・・ということで、暫くお休みをいただきました。
実を言うと、ある曲に出会ってから、気持ちが下降した気がしています。
下降・・・というと聞こえが悪いのですが、その曲に出会ったことで、今の自分に何が欠けているのかを自覚させられたという感じです。
ミュージカル好きな人なら大好きに違いない偉大なるDIVA・Linda Ederの「GOLD」。
「考える人」で有名なロダンの若い愛人であり、芸術家でもあったカミーユ・クローデルの生涯を描いたミュージカルの一曲です。
どうやら「幻の舞台」のようで、再演もされず、もちろん私も見たことはないのですが、先生に勧められてこの曲を歌ったのが出会いです。
聞きかじりですが、この曲は死んだカミーユが最後に自分の人生を振り返って歌うとのこと。
カミーユはロダンとの激しい恋の末、発狂して死んでしまったそうです。
彼らの生きた時代は、女性が芸術家として生きていくことそのものが、今では想像も出来ないほど難しかった時代。
彼女は才能がありながらも、ロダンによってその人生を狂わされていく。
そんな彼女が最後に歌い上げるのが、この曲。
もう、歌詞がね、切ないんですよ・・・。
分かる。
分かる人には分かる。
というより、胸に刺さって痛い。
だからこそ、最後にはこんな風に思えるように生きてみたい。
今の自分は、ここにたどり着くにはほど遠い・・・。
とメンタルが下降していった気がします。
先生と話し合っていたのは、一度でも「何かを創り出すこと」に携わってしまったすべての人が、きっとこんな思いをするのだろう、ということ。
100%以上の力を出して作り出し、その力を自分が持っていることを知っている、でもそれが喜びと苦しさの両方を併せ持つ。
だからこそ、音楽家や芸術家て偉大なんだなーと改めて感動(笑)。
あまりに入れ込みすぎて、私なりの日本語歌詞を作ってみました。
新妻聖子さんが歌われた曲は、かなり哀しげな歌詞になっていますが、リンダ・エダーの歌い方と元の英語の歌詞を聴く限りでは、「後悔していない。私は力の限り生き抜いた!」と希望のある前向きな歌だと私は捉えています。
そこに近付くように、英語の本来の意味に忠実に作ったつもりです。
(もちろん直訳ではなく意訳です)
前触れもなしに始まる人生 その意味をずっと探してきた
何が出来たのか 答はないまま 闘い続けた苦悩の日々
でも神に誓う 命を懸けたと
たとえ小さな声でも 誰かに届く
夢に導かれて伸ばした手が
触れたの 輝きに
夢と不安とで張り裂けそうでも 私は確かに生き抜いたの
すべてを捧げた愛しき人生
自分だけの道を みつめて進むの
希望を手繰り寄せて 心燃やし
輝きにいつか出逢う
喜び溢れて 誇り高く
たとえ小さな声でも 誰かに届く
夢に導かれて 光放ち
空高く舞い 輝いたわ
私だけの輝く愛
いつかこの曲が、良きターニングポイントだったと振り返れるような日が来ることを願って頑張ろうと思います。
リンダ最高!!
ちなみに、いつか挑戦してみたいな~と思ったりしてるのが、この曲。
無謀な挑戦なのは百も承知(笑)。
自分にリマインドする為に、ここに動画貼りつけておく!
(もちろん、とんでもない高音パートは割愛しますよ!)
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